【考えた】無塩スープ、家で作るとどうなる?

医師もすすめる「塩なし」の健康習慣と注意点

「塩なしのスープなんて、おいしくないんじゃない?」
そんなふうに思う方もいるかもしれません。
でも実は、食塩不使用のスープには“身体がよろこぶ理由”がたくさんあるんです。

本記事では、自宅で無塩スープを作って飲むことのメリット注意点を解説します。
そして次回以降には、具体的なレシピも提案していきます!
「作ってみたいけど、何を入れれば?」という方にも、すぐ試せるアイデアをお届けしていきます。


そもそも「無塩スープ」とは?

医師もすすめる“身体にやさしいスープ”

無塩スープとは、食塩・しょうゆ・味噌など、ナトリウムを含む調味料を一切使わないスープのことです。
だしの旨味、野菜の甘み、香味野菜の香りなど、素材の力だけで仕上げていきます。

医師たちも推奨しています

  • 前田浩さん(故人:元熊本大学名誉教授・医学博士)
     抗がん剤の研究を行う中で、無塩の野菜スープが持つ免疫強化作用や抗酸化効果に注目。
     「塩がなくても、野菜の力だけで十分おいしい」と繰り返し発信されていました。

  • 高橋弘先生(ハーバード大学公衆衛生大学院修了・医学博士)
     生活習慣病の予防の観点から、塩分制限の必要性とともに、塩なし野菜スープの価値を解説。
     「塩なしの食事こそが健康の基本」として、シンプルな食を勧められています。

こうした医師の方々も支持していた無塩スープは、単なる食事の工夫ではなく、健康的な暮らしの土台とも言える存在です。


無塩スープのメリット3つ

① 味覚が正常化される

日常的に濃い味に慣れていると、素材の味を感じにくくなってしまいます。
塩を抜いたスープを1週間ほど続けると、
「にんじんって、こんなに甘かったっけ?」
「玉ねぎの香りって、すごくやさしい」
といった気づきが生まれ、味覚が本来の鋭さを取り戻していきます。

② むくみが和らぐことも

塩分を摂りすぎると体内の水分が過剰に保持され、むくみやすい体質になります。
塩を使わないスープを取り入れることで、
・朝の顔のむくみ
・夕方の脚のだるさ
が改善される方もいます(個人差はあります)。

③ 血圧や腎臓への負担が減る

高血圧や腎機能が気になる方にとって、塩分制限はとても重要です。
完全無塩の日を週に1〜2回取り入れるだけでも、身体のバランスが整い始めます。


家庭で作るときの注意点

① “旨味と香り”を活かす工夫を

塩がないと物足りなく感じるときは、旨味と香りでカバーしましょう。

  • 昆布や干し椎茸、煮干し粉などの自然なだし素材

  • 玉ねぎ、にんにく、しょうが、セロリなどの香味野菜

  • ローリエやタイムなどのハーブ類

などを使うと、満足感のある味に仕上がります。

② 「無添加=無塩」ではない

市販のだしパックやコンソメには、意外と塩分が含まれていることが多いです。
「無添加」と表示されていても、ナトリウムの量は要チェック!
購入前にラベルを見る習慣をつけるのが安心です。

③ “後がけ調味料”に要注意

せっかく無塩で作っても、後からポン酢やドレッシングを足してしまうと本末転倒
風味をプラスするには、

  • レモン汁

  • お酢

  • こしょう

  • ごま

  • スパイスやハーブ
    など、“塩を使わない風味付け”でアクセントをつけましょう。


最初は「味が薄い」と思っても大丈夫

塩なしの味に慣れるまでには少し時間がかかります
最初の1〜2回は「なんだか味がしない…」と感じる方も。
でも、3回目、4回目と続けていくうちに、素材の“隠れたうまみ”に気づけるようになります。

「味がない」のではなく、「味の階層が違う」。
その変化を楽しめるようになれば、塩なし生活はもっと心地よくなります。


まとめ:無塩スープは、からだを整えるやさしい習慣

無塩スープは、我慢する食事ではありません。
素材の力と、自分の感覚に向き合うことで、味覚と身体をリセットする習慣になります。

  • 健康のために

  • 塩分制限が必要な方に

  • 味覚を研ぎ澄ませたい方に

一度、**“塩なしDAY”**を取り入れてみてください。
そして、次回以降には実際に作れるレシピもご紹介していきます!
冷蔵庫の野菜で簡単に作れる無塩スープ、どうぞお楽しみに。