【レシピ】無塩の野菜スープ 第9回:無塩トマトの溶けゆくスープ

こんにちは。「塩抜きダイエット」の強い味方、無塩の野菜スープシリーズ第9回です。
今回は、**塩も油も使わない「無塩トマトの溶けゆくスープ」**をご紹介します。

トマトのやさしい酸味と甘み、そしてにんにくの香りが広がる、まさに“溶けゆく”一杯。
シンプルなのに、驚くほど香り高くて深い味わいです。


このスープのポイントは「ボディ」にあり

無塩スープでいちばん大事なのは、「水っぽさをどう抑えるか」。
そのカギは、出汁と**ボディ(=スープの厚みやコクの部分)**です。

このトマトスープでは、「炒め煮」と「素材の濃縮」でボディを作ります。
トマトの旨味と甘みが凝縮された、滋味深いスープになりますよ。


材料(2〜3人分)

【出汁】

  • 無塩の野菜だし(顆粒) … 小さじ2
    ※ネットで購入可(「無塩 野菜だし 顆粒」で検索)

【ボディ】

  • トマト缶(ホールまたはカット) … 1缶(400g)
     ※生の完熟トマトを使う場合は3個ほど

  • 玉ねぎ(みじん切り) … 1/2個

  • にんにく(みじん切り) … 1かけ

  • セロリ(あれば、みじん切り) … 5cm分

【香り付け(お好みで)】

  • ローリエ … 1枚

  • 乾燥バジルやオレガノ … 少々


作り方

① 玉ねぎ・にんにく・セロリを、テフロン鍋などで水少量を加えながら弱火で炒める
(※オイルは使わず、焦げ付かないように注意)

② 香りが出てきたら、トマト缶を加えて水分を飛ばすように煮詰める
(弱めの中火で5〜10分ほど。ペースト状に)

③ 水400mlと無塩野菜だし、ローリエを加えて5分煮る
(香りづけのハーブもここで加えてOK)

④ 火を止め、ローリエを取り除き、ブレンダーで軽く撹拌(なくてもOK)

⑤ 器によそい、好みでパセリや黒こしょうを少量


おすすめの食べ方

冷やしても美味しい!
 夏場は冷蔵庫で冷やして冷製スープに。酸味が立ちます。

おかゆにかけても◎
 玄米がゆにかけると、リゾット風になり満足感アップ。

プロテイン追加にも対応
 鶏ささみや豆腐を入れても相性抜群。タンパク質補給にも◎

冷やして夏の野菜をトッピング
 キュウリなどを載せて、ヘルシーさもアップ◎



まとめ:素材だけで作る、五感にしみるスープ

このスープには塩も油も一切入っていません。
でも、香りと旨みが広がり、満たされる一杯になります。

「何も足さない、でも物足りなくない」
そんな不思議な満足感を、ぜひ感じてみてください。

次回もお楽しみに!